関ジャニ∞が永遠だと思い込んでいた話。

 

何を書くのかはわからない。それでも吐き出したかった。

思うままに吐き出すだけで、まとまるとは思えないし、表現も過激になってしまうかもしれない。 

乱文で、支離滅裂で読みづらくて無責任な言葉が出てくると思うけど、とりあえず今の気持ちの備忘録として。

読む方は自己責任でお願いします。

 

 

 

2018年4月15日。

一生忘れられない日。

 こんなに悲しくて苦しい日は生まれて初めてかもしれない。

 

 

ある週刊誌が鼻で笑い飛ばすようなふざけた内容の記事を出してきた。

渋谷すばる関ジャニ∞脱退へ」

へぇ、エイトもこんな記事で購買者数を伸ばすためのネタに使われるようになったんだ。

 

今年はベストアルバムを出すから初期のコミカルな曲を音楽思考が強い渋谷は嫌気がさした

 

いやいや、ガセネタにも無理があるだろう

ドームで女装してTバック履いてキレイなお尻やらもっこりやら見せつけていたすばるが?

下ネタばかりで規制音だらけで内容のわからないラジオをソロでやっているすばるが?

もうちょっとマシなネタあったでしょうよ。

 そもそも初期の曲って今回あおっぱなからしか入らねーよ!!

 

でもネット上の反応は違った。

 

「すばるくんの脱退?やだやだ!」

「信じない!信じたくないよ!」

 

私は困惑した。と、同時に吐き気がした。

言い表せない感情がぐるぐる渦巻いて、自分の語彙力の無さにも絶望した。

なんで真に受けてるの?怖い怖い

関ジャニ∞を見てきてそんな不安に陥ったことがなかった私にはひどいカルチャーショックだった。

だってあの夏を見たから。

6人のコンサートも見たから。

二度と繰り返されるわけない。

そう自信を持っていた。

あぁ、エイトにも色んなファンが増えただけか。そうだよね。

それだけを言い聞かせてその話題は見ないようにした。

 

夜中にふとネットを見たら

明日関ジャニ∞が会見するらしいよ!

心臓が冷たい手でギュッと握り潰された気がした。

心拍数があがり、喉が渇く。

それでも信じなかった。ありえなかった。

だって関ジャニ∞運命共同体だから

どうせ死ぬまで一緒。すばるに自担がそう言ってたから。

永遠だと思ってた。

 

4月15日。

この日は、いとこが帰省していて子どもも連れてパーティーをする予定だった。

朝から準備に追われ、スマホは触らなかった。

いざ親戚の家へ向かう途中ふとスマホを見るとFCからメールが来ていた。

 

ファンの皆さまへお知らせ

関ジャニ∞のメンバーから、大切なお知らせがあります。

 

背筋が凍った。吐き気がした。

また心臓を掴まれるようなあの感覚。

すでに予告の時間を30分ほど過ぎていて、正直今見るかどうか悩んだ。

大体の検討はついてしまった、今、どうなるかわからない精神状態で行けるか。

楽しい場を壊すことになる。

それでもずっと気にして心ここに在らずになったり、誰かが携帯を見ればすぐに報道が出るだろう、他の人の口からより本人たちの言葉を自分の目で確認したかった。

パスワードがとっさに出てこなかった。

手は面白いくらいに震えていた。

一番初めに出てきた名前は、絶対に今見たくない名前だった。

そして同時に視界に飛び込んで来る

この度、ジャニーズ事務所を辞めさせて頂く決断をしました

頭が真っ白になった。

それだけ確認して、頭に入ってこないその後のコメント。

パーティーは放心状態で殆ど記憶に残ってない。

それでもちゃんと楽しい場は保ったはず。

スマホは触らなかった。

笑顔を貼り付けて、無心で居続けた。

食欲はもちろん無くて、無理矢理流し込んだ。今すぐ吐いてしまいそうだった。

終わってからはまだ出かける予定があったけど、1人車には乗らず徒歩50分かかる道を歩いて帰ることにした。

頭はガンガン痛みがおさまらなくて、さっき詰め込んだものもすぐに吐き出した。

その道中、気分転換に音楽を聴こうとスマホにイヤホンを差したけど、私には聴ける音樂なんてなかった。

落ち込んだときのプレイリストには関ジャニ∞ばかりが入っていたから。

周りがどう見てるかなんて構わず…ってなるかと思ったけど、案外冷静で今泣いたら気持ち悪いなとか考えてた。

家の近くの公園で半年以上止めていた煙草を吸ってみたけど、ダメだった。

何かでこの気持ち悪さを緩和したかったのに。

久しぶりの煙草は、あんなに吸いたかった煙草は、くそ不味くて全然気分なんか晴れなくてタダのゴミになった。

気持ち悪さは増していた。

ボーッとしていると、こんなに頭の中には関ジャニ∞の、渋谷すばるの、思い出があったのかって驚くくらい、言葉、音楽、表情、情景、感覚、匂い、堰を切ったように溢れ出てきてどうにもならなくなった。

だって、私の人生の半分以上にいるんだから。当たり前だ。いつもそばにあった。

渋谷すばるは私の担当ではない。でも私のジャニヲタ人生は渋谷すばるから始まっている。

自担じゃないくせに〜という人とは一生分かり合えないと思う。

私にとっては自担がすべてではない。

関ジャニ∞がすべてなのだ。

 

関ジャニ∞は8人だった。

過去形にすることもまだ嫌なくらい、ぽっかり穴が空いているまま。

いつからか待っているだけで8人厨と呼ばれるようになった。

ネットでは叩かれる対象になった。

「8人厨お断り」なんていう人も出てきた。

末っ子を話題に出すことはタブーとされてしまった。

それでも私は一番待っていたのはエイトだと思っていたから。

別々の道を歩くと決めていてもみんな心のどこかにいるんじゃないか、とか。

周年イヤーとか大事なときはピンクがモチーフになっているのも未だにそうだと信じたい。

その考えは妄想や願望なんかではなく、皮肉にもすばるが証明してくれた。

いつだかのテレビ誌のメンバーへのメッセージで内にエールを出したのだ。

何年も別離している元メンバーに。メンバーへのメッセージとして、たった一言

あと、内、頑張れよ!(笑)

それだけですごく救われた。すごくすごく救われた。

成仏出来なかった亡霊が、どこにも行けなかった地縛霊のような気持ちがふわっと軽くなった。

 

元気が出るLIVEのオーラス。

おーくらが腸閉塞で不在の中でのコンサート。

SMAP解散報道でざわついているヲタクに開演前にパーカーを着て神妙な面持ちでステージに並んだ関ジャニ∞

あの時も同じ感覚だった。なんとも言えない恐怖感。

一生会えないわけじゃないのに、ぽっかり空いたその空間にどうにも言えない寂しさとフラッシュバックする光景。

違ったのはいないメンバーの名前を呼べること。

いない空間にもスポットライトが当たっていること。

その最後の挨拶ですばるは

6人だろうが7人だろうが…8人だろうが関係無い!

8人をなかったことにしなかったすばるの言葉が本当に嬉しかった。

コンサート中もずっといないおーくらのことを、おーくら担のことを考えて、それでもこのコンサートに来たeighterを満足させて帰らせたるっていうすばるの決意が見てとれた。

生半可な気持ちでこの6人のステージに立っていたわけじゃない。そう思った。

つらい思いをした人もいると思うけど

そう言って涙を流しながらeighterを見ていたすばる。

わかってる。その言葉に一切嘘も建前もなかったこと。

だからこうなった今、あのときの言葉は嘘だったの?!なんて怒りも全くない。

でも。

ねぇ、どうする?

関ジャニ∞のセンター、ぽっかり空いちゃうよ?

辛い思いをする人、隣にいない?

悲しい顔で周りを囲んでいる人達いない?

もう二度とこんな思いしたくなかった。

二度目なのは本当に一部なのかもしれない。

でもさせてはいけなかったでしょ。

あの夏を超えて、フラフラの結成解散を経て、あの6人のステージを経て、エイトの絆は、すばるのエイトに対する想いは深まったんじゃなかったのか。

考えれば考えるほど、なんで一度起こった悲しい出来事を繰り返してしまわないといけないの?とか、そのときの残される側の気持ちも、憔悴しきったメンバーも、悲しんで動揺して混乱するヲタクも見てきたはずなのにどうして?とか、頭の中は疑問ばかりに変わっていった。

 

辛くて辛くて、現実だなんて思えなくて。

それでも何も本人たちの言葉を聞かずになんて悪いから、記者会見の映像、全文を載せた記事を片っ端から読んでみた。

何故か落ち着いて読んでいた。現実味がなさすぎるからだろうか。

横は泣いていた。昔はメンバーがどれだけ泣いても、一切泣かなかった男。30を超えてから涙腺が緩んでいるのか、時々感情を出すようになった。同時にふざけることも少なくなったのが不思議だけど。

FCのコメントで

横山裕(侯隆)

と表記していたのは横なりのこだわりだろうと思う。親友としてのこだわり。

プライベートでも一番仲良くて、というそんな話を聞くのが大好きだった。彼女のようなすばるを甘やかす彼氏面の横の惚気話が好きだった。

記者会見。ことある事に大人になりたがる横は絶対泣きたくなかったはず。泣いてたことを指摘されたときに笑いに変えて否定していたのもそれだと思う。それでも泣いていた。堪えきれずにボロボロ涙を零してはすばるの話を聞いていた。

正直、今日という日が本当に来ないでほしいという思いでいっぱいでした。僕らなりに全力ですばるにいてほしいという思いも伝えました。

こんなに素直な一言ある?一番大人ぶる最年長が、一番駄々をこねてた。

ボロボロ涙を流す横からは黙っているのに今にも

「嫌や」

って言葉が聞こえてきそうだった。

私は人間くさい関ジャニ∞が好きだった。だから横がちゃんと人間くさいままでいてくれて少し安心した。それほど近年は大人にな ろうと、内輪ノリじゃなく一般に向けてという思考で動いていたように思えていた。

 

対してヒナは泣かなかった。赤く潤んでいたような気がしたけど、絶対泣かなかった。

最初の一言は「なんでや」「嫌や」でしたけどねぇ…

この一言を纏う哀愁。でも横が泣いたらヒナは泣かない、ヒナが泣いたら横は泣かない。これが夫婦。こんなときでも。

 

錦戸の表情はもうダメだった。完全にあの夏がフラッシュバックした。目の下のクマ。

僕ら自身も6人でこれからやっていって、すばるくんに「どうや」って言えるような僕らでいたいですし、頑張るからなって思いましたね。

 すごく錦戸らしいなって思った。この言い回し。本心だけど表向きな感じ。

錦戸は8周年のときにこう言った

僕らも最初は8人でしたし。

 

関ジャニ∞なのに8人じゃないの?と聞かれたら8人目は私です!と言って下さい。

 

関ジャニ∞も第2章です。

 

いつか来るのかな。

関ジャニ∞なのに6人?誰が抜けたの?なんて言われることが。

ようやく少し慣れたのになぁ。

あの人元々ジャニーズだったんだってって渋谷すばるが言われる時代が来るの?

すごく怖い。過去になることが。

関ジャニ∞第3章ですか?割り切れません。そんなの。

自分たちが1番、納得せざるを得ないっていう悔しさ混じりのなんとも言えない顔しちゃって。

 おーくらなんか完全に不貞腐れて、空を睨みつけたりなんかして

すばるくんがなんて言うのか横で聞いていたかった

チクチク刺す一言。こういうことをすばるに言うのは、言えるのはおーくらだけだと思う。

すばくらの不思議な関係性の上でだから成り立つ。

勝手な決断をしたすばるくんを嫌いになれなかった

これが全てで、これ以外の何でもないんだと思う。嫌いになれないから背中を押すしかない。背中を押すと言うしかない、かな?

丸は終始切なそうに笑ってて、こんなときでも笑ってて。

大好きな大好きな渋谷すばるが自らの元を離れるっていうときでも困ったように笑ってて。

eighterの前でも切なそうに笑ってはごめんって謝るんだろうな。安心させようと眉を下げて笑顔で。

 安田はまさかの欠席で(笑)こんなときでも安田は安田で。

蜜月を超えたやすばの今はある程度の距離感で、でもどこか奥深くで繋がっていて、音楽面でいうと依存し合っている風にも見えて。

そんな安田からはきっぱり、決別と背中を押すコメントしか出なくて少し寂しかった。

本当は怪我なんてしてなくて、ただ出たくなかっただけ、ならいろんな意味で安心するんだけどな。

 

泣いて、切なそうに笑うしかなくて、納得いかない不貞腐れた顔やへの字口、寂しそうに大人に対応する。

どれも好きな関ジャニ∞だった。

どこをどう見ても私が好きになった関ジャニ∞だった。

その中で1人だけ別の夢を抱いて意思の強い目をしてまっすぐ前を見据えたすばるが真ん中にいた。

その目がもう関ジャニ∞とは違う方向を向いていることなんて、一目見ればわかった。

その後はもう直視出来なかった。

そんな未来がくるなんて、微塵も考えたことがなかった。

関ジャニ∞のセンターで、ずっと迷わずブレず、芯のような存在だと思っていたから。

他の6人が芯にしたかったのかもしれない。

その時で影響されるものは違うにしろ、すばるが見据えている未来が関ジャニ∞の未来だと思っていたから。

すばるの音楽を追求したい思考が率先して今の関ジャニ∞のバンドスタイルを作ったと思ってるし、元々楽器なんて…っていうヨコヒナを関ジャニ∞というバンドに必要不可欠な存在にした背景には、すばるが引っ張るバンド像があったと思うから。

すばるが真ん中で歌を歌うから、ヒナはキーボードを始め、ヨコは乗り気じゃ無いながらもリズム隊をやり始め、30歳でトランペットを始めたと思ってるから。

すばるがいたから、なのに。

すばるが考える音楽スタイルに近付こうとした結果、必死にしがみついた音楽に奪われていく。

やるせないよ。本当に。

バンドスタイルを追求しなければ、フェス参戦なんてなければ、ソロ映画がなければ、関ジャムがなければ、

すばるはこの先も関ジャニ∞でいてくれたかな。

嬉しかったこと全てがすばるのいない未来を作ってしまったのなら、あの喜びは、感動は、どこに持っていけばいいの?

 

所詮ただのヲタク。人生の半分以上を捧げていてもただの1ヲタク。

それ以外の何者にもなれない。

いつだって事後報告で、いつだって蚊帳の外だ。

決まったことだから受け入れるか、拒否して離れるかの二択だけ。

私は昔、子どもが故に頑張ればどうにもならないことなんてないって思ってた。

でも、どうにもならなかった。

末っ子は10年以上経った今でも帰ってこない。

初めて世の中にはどうにもならないことがあることを知った。

そして今回のことも。

もうどうにもならないことはわかってる。

でも、はい、わかりました。なんて言えないんだよ。

どこかで関ジャニ∞は永遠だと思っていたから。そう関ジャニ∞自身も思っていると思ってたから。

解散なんて有り得ないと思っていたSMAPも、退所した3人も、KAT-TUNもNEWSも関ジュもみんな見てきた。

終わりはいつでも残酷で、絶対なんて絶対なくて、永遠なんておとぎ話で、明日は我が身だね、なんてそんなことを笑いながら話してた。

口では言いながらも、本当に我が身に降り掛かってくるなんて夢にも思わなかった。

 

多分、保守派の私には一生理解出来ないんだと思う。

受け入れざるを得ない状況になっても、

親友を泣かせて、幼馴染に悲しい気持ちを押し殺させ、切ない顔、納得しきってないへの字口、チクリと刺す本音を言う弟たちを振り切ってまで追求したいものなんてわからない。

目の前で大切な、大切だと言った、こいつらがいないととまで思った仲間が自分の決断したことで泣いているのに、まだ何も出来上がっていないふわっとした夢を優先するなんて、私には理解出来ない。

だって、横の家族になったんじゃないの?ひとりにさせんとこって決めたんじゃないの?

もちろん友達をやめるわけじゃない。そんなのわかってる。でも、辞めることによって以前と同じ、とはいかないのもわかってる?

朝までモンハンも出来ないよ。ジムでたまたま会うこともないよ。一緒に旅行だって。

メンバーでカラオケも行けないよ。自分たちの曲で泣くこともないよ。だってすばるのいない曲になるんだから。

これからもちろんエイト自身も忙しくなっていくし、すばるの穴を埋めるための再構成も事あるごとにしなきゃいけない。

すばるが追求したい音楽には必要ないのかもしれないけど、

関ジャニ∞としてやってきた音楽

ジャニーズとしてやってきた音楽

関ジャニ∞としてこれから作っていけたであろう音楽

最低これだけはすばるの音楽は失われるんだよ。

上2つは公の場だけ、だけど。ひとりでプライベートで歌って寂しくなっても、もう遅いんだよ?

自分から目の前の音楽を手放しておいて、”追求”したいの?

6人は絆を深めて…

当たり前でしょ。深めるしかないんだよ?

それでも今までの関ジャニ∞の空気感ではいられないこと本当にちゃんとわかってる?

俺が抜けても同じやなんて思ってないよね?

 

 

 

私は関ジャニ∞渋谷すばるの音楽が好きだった。

大好きだった。

その声も、感覚も、作った歌詞も曲もぜーんぶ。

それは関ジャニ∞だから出た言葉で、感覚であったと私は思ってしまうから。

その感覚に勉強をして、全てに説明付けるようになるのはつまらない。

俺なぁー、生まれたいねん!

こういうふわっとした表現を具現化する感覚こそが、渋谷すばるの音楽のおもしろいところだと思っていたから。

実力はもちろん辞めたからといって良くも悪くも変わるわけではないけれど、決定的な違いが出ると思うんだ。

それがすばるの言う”追求”なのだとしたら。

 

そういえば、いつだってそうだった。

味園ユニバースも、ソロツアーも、海外での映像も

見るまでには覚悟が必要で、すばるが関ジャニ∞以外でいる姿が不安だった。

どこかへ飛んでいってしまいそうで、7人で並んでいると安心だった。

すばるが刺激を受ければこうなることをどこかで想像しては打ち消してきたのかもしれない。

すばるの個人仕事はそれ以降見られなかった。それでも全て手元に置いてある。

関ジャニ∞での渋谷すばるのソロは大好きだったのに、ソロアーティストとしての渋谷すばるは好きにはなれなかった、といえば語弊があるかもしれないけど。

もちろん誇りには思っていた。カバーアルバム出すのも、ツアーが1回きりじゃなかったことも、大御所ばかりの音楽番組にひとりで呼ばれるようになったのも。

うちのセンターすごいでしょって。

でも何故か怖かった。

何故そう思っていたのか理由はわからない。

渋谷すばるという存在が偉大すぎて?オーラがありすぎて?とか言っていたけど、本当は胸のざわつきを我慢出来なかったから。

それでもすばる本人から脱退しますと聞いても「やっぱりか…」とはならなかった。

来るべき時が来たかとも。

それは、すばるだけじゃなく関ジャニ∞はよぼよぼのおじいさんになっても一緒に内輪ノリでゲラゲラ笑い合ってるものだと思っていたから。

解散とか、ましてや脱退だなんていう選択肢があるということすら理解出来なかった。

関ジャニ∞が離れ離れになることなんて永遠に有り得ないと思っていた。

 

自分が見てきた関ジャニ∞って何だったんだろう。

関ジャニ∞は特別なものだと思っていたのは思い違いだったのだろうか。

こんなにもあっさり壊れるような、脆く儚いものだったなんて知らなかった。

自分の人生の半分以上、多感な時期も経て、考え方も見る角度も変わりながらもずっと変わらずしつこく応援してきた、愛してきた関ジャニ∞って何だったんだろう。

分からなくなった。

 

夜中にこっそり暗闇の中テレビごと毛布を被って見ていた関テレの深夜枠も、裏ジャニ

関西デビューが全国になるようにと小雨の降る中自転車を漕いで買いに行ったデビューシングルも

徹夜で並んだJスポも

始発で並んだ全国デビュー握手会も

どローカルなイベントやぐら祭りも

ホームの松竹座も

急にMステで発表された握手会も

末っ子がいなくなった夏も

夢だった初城ホも

8→1も

東名阪ツアーも

伝説の横アリも

初ドームも

47都道府県ツアー も

1度は失ったはずの可能性も

死ぬほど楽しかった初単独カウントダウンも

初タイアップで念願のバンド曲も

アルバム連動企画での映画公開も

エイトレンジャーの映画化も

バンドに力を入れ始め結束したエイトも

いつの間にか普通になった五大ドームツアーも

6人でのコンサートも

増えていくレギュラー番組も

仕事の幅をどんどん広げていくエイトも 

 

いつだってちゃんと真正面から見てきた。

ずっとずっと見てきた。

嬉しくなったり、悲しくなったり、涙が出るほど爆笑したり、たまにはふざけてんの?って腹が立つこともあった。

エイトのおかげで今生きられていると本気で思ってるし、エイトのおかげで出会った大切な友達もいる。

eighterには申し訳ない気持ちで…

とかそんな簡単な一言でまとめるなよ。

云わば、eighterである14年は私の人生そのものなんだよ。

わからないでしょ、所詮ただのファンと思ってるでしょ。

わかるわけない。

わかってたまるか。ばかやろう。

21年目で、15周年を目前に、たった2ヶ月で決めやがって。

関ジャニ∞より価値のあるものなんて、どこにあるんだよ。

 

でも。6人が関ジャニ∞を選んでくれて良かったと心の底から思う。

だってエイトの曲からすばるがいなくなるって相当なことで、半分は担っているすばるのパートを果たして背負えるのか。

代わりになるのか。

そんなこと6人がわかっていると思う。

そこで解散っていう道を選ばず、関ジャニ∞を残してくれてありがとう。

踏ん張り続けていこうって決めてくれてありがとう。

 ただの1ヲタクですら、これだけ苦しいのに、当事者のメンバーたちはどれだけ苦しくて悲しくてやるせないんだろう。

 

お願いだから、すばる。

出ていくなら、必ず成功させてね。

これは応援じゃない。お願い。

売れなかった、上手くいかなかった、なんて未来やめてね。

大見得きって出ていったけど、挫折してあの人は今?なんてやめてよね。

そんなくだらない一発屋バンドマンみたいなことにならないでよね。

6人の苦しみも葛藤も、全国に何十万人といるeighterの悲しみも、無駄にしないでね。

いつまでも渋谷すばるの穴は残ること、覚えておいてね。

大切な仲間にあんな顔をさせた自分の決断にちゃんと自信を持って生きて下さい。

すばるはブレないけど染まりやすいから、今のまだ見ぬ何かへの憧れに染まっているだけ、なんて思ってしまうけど、違うんだよね?

その染まりが抜けてきても折れて泣きつく場所はもうないよ。

年内、まだ続いていく関ジャニ∞としての仕事は、どれだけ全力で楽しくやっても、悲しむ人がいることを忘れないで。

色んな意見があるけど、結局はみんな渋谷すばるが大好きなことも忘れないで。

過去形になる人もいると思うけど。

やっぱり私も勝手な決断をした渋谷すばるを嫌いにはなれません。

でも応援も出来ないよ。

大好きなものを壊したのはすばるだから。

大好きな人たちにあんな顔をさせたのはすばるだから。

一生許せません。でも、愛してます。